一人の先輩から言われた言葉に固まってしまった。
Ⅰ先輩「谷やん、殺陣は一人でやるもんと違うで」
そのあとどういう言葉が続いたか正確には覚えていないが、今も私の心の中に残っている「教え」として、
「相手が出来ないからといって自分だけが先走ってやったとしても『殺陣』としては成立しない。それが二人だけでやる一騎討ちとなればなおさら。
相手が遅いと思ったなら、その間(ま)を芝居で埋めればよい。
自分の方が技術があると思うなら、工夫して成立させる。
『殺陣』は一緒につくり上げるもの」
少しばかり出来ると思って伸びていた私の鼻はヘシ折られた。
いや、折ってもらえた・・・
<m(__)m>
上手くいかないのは相手の能力のせい。
殺陣においては確かにそうしたこともあるかもしれない。
しかしその理由が年齢による体力の衰えであったり、
殺陣に不慣れなことによるものだとしたら、すぐに改善できるものではなく、
時間に猶予がない場合は、
「出来る人が出来ない人に合わせてあげる」
それからは、うまく合ってないと感じた時に、
どうすれば成立させることができるのかを考えるようになった。
でも実際の撮影現場に出ていない私は、まだまだ
「井の中の蛙」
大海を知らない勘違い蛙(カワズ)の迷走は続いた💦
その話はいずれまた・・・
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